私は、ゆでたブロッコリーや線キャベツなどには、いつもノンオイル・ドレッシングをかけています。
マヨネーズやオイルを使ったドレッシングは、ほとんど使いません。
実際、ノンオイルがさっぱりしていて、一番好きなので。
人間は「油」を旨味と感じるので、油分のないノンオイル・ドレッシングは物足りないという人の気持ちもわかりますが。

でもこれは慣れなんですよ。
しばらく我慢してノンオイルで食べていると、そのうちこれでも満足行くようになるのです。
しかも最近の市販のノンオイル・ドレッシングには、結構美味しいものもありますし。
（私のお気に入りは、リケンの「クセになるうま塩」ですね！）

野菜はヘルシーとか、野菜は痩せるからなどという単純な思い込みでサラダを食べる人も多いですが、油たっぷりのドレッシングをかけていたら、元も子もありません。
これがマヨネーズになると、液体のドレッシングよりも好きなだけつけて食べることができるので（わざわざお皿に残っているのをぬぐって食べる人いますよね）、さらに問題です。
マヨネーズ好きの人は、食材よりもマヨネーズの「油」を美味しいと感じているのです…このような感覚を、ノンオイル・ドレッシングで少しずつ直していかないと、ダイエットは難しいでしょう。

もう一つ、ノンオイル・ドレッシングの良い所は、食べた後の食器洗いがラクということです！
水でサラッと流すだけ、合成洗剤も要りません。
ノンオイル・ドレッシングに慣れると、もうあの油でねっとりしたお皿を洗うのには戻れないです。
私のノンオイル・ドレッシング好きは、ダイエットよりこっちの理由が大きかったりして…！？

毎日の食事を振り返ってみてください。
「日本の食事」と言えるものを、どれくらい食べていますか？
ご飯とお味噌汁、それにおかずが２～３品（できれば和風のもの）…のような食事です。
そう言われると「ほとんど食べてない」人も結構多いのではありませんか？



健康にもダイエットにも良い食事とは、昭和30年代の家庭料理と聞いたことがあります。
現在と比べたら、乏しい食材しかありませんでしたが、ご飯・お味噌汁・魚・漬物…の食事が普通でした。
パンはたまに…だったでしょうか。

日本で太りすぎによる生活習慣病（かつては「成人病」と呼ばれていました）が問題になり始めたのは、洋風の食事が広まったことと大いに関係があります。
洋食が太りやすいのは、脂質が多くてカロリーが高いからですが、それ以上に「日本人が洋食を食べる」ことが問題なんですね。

日本人と西洋人では体が違います。
洋食は西洋人には合っていても、日本人には合わないのですよ。
ガスストーブに灯油を入れてもうまく燃えないように、日本人が洋食を食べた場合、摂取したエネルギーをうまく燃やすことが出来ず、太りやすくなるのです。

かつて長寿で有名だった、沖縄県の人の平均寿命が最近短くなってきているのも、沖縄の伝統食を食べずに安易な洋食で済ます人達が増えたからだそうです。
日本人なんだから、日本の食事をしましょうよ。
「基本は和食」を守っていれば、少しずつでも痩せるはずです。

料理はできるだけ薄味にするのが健康に良いと言われています。
これは特に塩分のとり過ぎが、高血圧の一因となっているからです。
しかしそれだけでなく、ダイエット的にも薄味はメリットがあるんですよ。
夕食にお酒を飲む人には特に関係あるんですが、何故か分かるでしょうか？

料理の味が濃いとノドが渇くので、ついお酒をたくさん飲んでしまいますね。
水なら構わないのですが、アルコール飲料にはカロリーがあるので、たくさん飲めば太る原因になります。
毎日濃い味付けの料理を食べている人は、そうでない人よりお酒もススんでいるのでは？
「晩酌」は習慣なので、長い年月の間には相当余分なカロリーを摂っていることになり、怖いですね。

私はいつも居酒屋のお料理って味が濃いな…と思っていますが、これは家で薄味というだけでなく、実際居酒屋は「濃い味」にするのが業界の慣習なんだと思います。
だってその方が、お酒の注文が増えてもうかりますから。（笑）

もし居酒屋で特に味が濃いと感じなかったら、その人は家でも同様なんでしょう。
ついお酒を飲み過ぎているのかもしれませんよ。