だいぶ前の話ですが「燃焼系、燃焼系、アミノ式～♪」という歌に合わせて、スリムな若い女性が回転運動？するCMが話題になったことがありました。
私はこのペットボトル飲料のCMを見ながら、「うまく考えたなあ～、騙される人多いんだろうなぁ」と思っていました。

何が「騙される」かって？
それは「燃焼系、燃焼系～」というフレーズと、アクロバット的な運動をしている女性、この両方を都合よく頭の中で結びつけて、これを飲むと「脂肪が燃える」⇒「食べ過ぎたものも燃やしてくれる」と勝手に考える人が、少なからずいると感じたからです。
まことにおめでたい人達です────CM作成側の思うツボですね。

医薬品や特定健康食品でもない限り、安易に効能をうたうと法律に触れるので、脂肪燃焼を助けるとか、まして痩せるなどという言葉はCMに使えません。
なので反則スレスレで、何となく「そうじゃないかな～？」と思わせるような表現を考えたんですね。
燃焼系…どこにも「脂肪」とは言ってないんですけど…（＾ ＾;ゞ
当時ダイエットに良さそうだからと、この飲み物を手にした人も多かったのではないでしょうか？

それ自体にたいした害はないとしても、困るのはこういう「痩せると思わせるような食品」を食べて、ダイエットしたつもりになることです。
正しいダイエットの妨げになるんですね。

ダイエットに効くような言い方をすれば商品が売れると分かっているので、メーカーは「そうだと思わせる」巧妙な売り文句を色々と考えてきます。
「からだスッキリ」「スリムな毎日に」なんていう言葉に騙されてはいけませんよ。

メロンパン、チョココロネ、デニッシュなどの菓子パンを、食事に食べる人がいます。
適当な飲み物さえあれば食事の体裁が整うので、忙しい朝食や、家に一人でいる主婦の人の昼食に重宝されていますね。
ダイエット中でも特に敬遠はされてないようで、菓子パンを食べたからといって罪悪感を持つ人は少ないようです。



でもちょっと待って下さい…菓子パンの多くはたくさんの砂糖や油脂を使っていて、見た目の大きさの割に高カロリーです。
（一般的な大きさのメロンパン１個は400kcal以上あります）
しかも「菓子パンと飲み物だけ」の食事になりやすく、栄養のバランスも悪い。
お菓子は我慢しても菓子パンを平気で食べていたのでは、全然ダイエットになりませんよ！

菓子パンはお菓子だと思いましょう。
菓子パンの「食事」は、お菓子を食事代わりにするのと同じです。
これがおかしいことは誰にでも分かりますね。

どうしても菓子パンを食べたければ、一週間に一回程度にするなど決まりを作って、それを守ることです。
ダイエットするなら、パンは食パンが基本です。

「今日のランチはナスとトマトの冷製パスタ、コールスローサラダとポタージュスープもつけました」などとブログに書いている女性、山ほどいますね。（笑）
まず「昼食」とか「お昼ご飯」ではなくて、「ランチ」って言うのがダメなんですが。（笑）

他にもライス、サラダ、パン、オムレツ…などなど、カタカナ料理が好きな女性は多いです。
洋食がオシャレなんて感覚は、もう完全に古いと思うのですが。
それとも本当に洋食の「味」が好きなんでしょうかね～？
日本人なのに、どうしてもっと和食を食べないのでしょうか？

食事日記をつけるダイエット・ブログを見ていると、「味噌汁」や「漬物」などがほとんど無くて、代わり？に「スープ」「サラダ」のオンパレードなのには、呆れてしまいます。
本気でダイエットやってるんですかね？？？

断言してもいいです────カタカナ料理ばかり食べている女性は絶対にダイエットに成功しません！

日本で太りすぎが問題になったのは、洋食の普及とリンクしていることからも分かるように、洋食に偏った食生活ではよほど気をつけていないと太ってしまいます。

当たり前じゃないですか、洋食って和食よりはるかに脂肪分や油脂が多いのです。
当然、同じ量食べたら高カロリーになります。
さらに興味深いことには、同じ「ご飯」でも「ライス」と言うのがふさわしい献立では、高カロリーになるのが普通なんですね～！
カレーライスがそのいい例です。

ダイエットしたいあなた、カタカナまみれの食生活になっていないか、チェックしてみてはいかがですか？